本ブログは、ちょっと前になりますが…、私が製造部時代のEpisodeを紹介します。

 自社ブランド製品であるAES-PRM(電子マネーチャージ機)が2020年12月からいよいよ本格的な量産体制(月産500台)に入るとのことで、他の商品を生産しながら展開して行く為、当時の製造部精鋭が招集され、量産体制に向けてのプロジェクトがスタートを切りました。

 

<Episode1>量産体制構築を前に課題山積・・・ナイナイ怪獣の襲来!

①場所がない・・・生産する場所がナイ!部材を置いておく場所がナイ!せっかく作っても完成品の置き場所がナイ!

 店舗ごとの設定、出荷前の検査する場所がナイ!
②人・道具がナイ・・・生産できる人員がイナイ!生産する道具がナイ!周りも忙しいから支援が望めナイ!

 部材の検査ができナイ!設定できナイ!出荷検査できナイ!
③できナイ・・・出荷対応ができナイ!コスト何て考えられナイ!効率化もできナイ!社員だけでは手が足りナイ!時間がナイ!

 いっぱい残業できナイ!休日出勤できナイ!

 

<AES-PRM(電子マネーチャージ機)生産方法について>

 前置きが長くなりましたが、できないこと、課題が多過ぎて思考回路が停止してしまうことも多くありましたが、当社の良いところは

「いっちょやったろか」の精神で、失敗することを恐れず、「とりあえずやってみよう」と勇気を持って一歩を踏み出し、前進することです。因みに私の座右の銘も「前進(全信)あるのみ」=自身がやること全てを信じて前に進むという思いがあります。

問題、課題の壁に当たっても立ち止まらず、前向きに考え、対応して少しずつでも前へ進もうという考えです。

 

 

<導き出した答え:生産チーム5レンジャーの誕生>

生産工程を5つに分け、部品配膳工程、組立工程、製品検査工程それぞれ色分けし、

生産作業者が工程ごとの色のビブスを着用し、誰がどの工程を担当しているのかが一目瞭然!

生産チーム5レンジャーが誕生した瞬間です。

 

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2チームで生産計画。(部品配膳4名(白)、組立作業者6名(赤・黄・青)、検査5名(緑))を形成し、1チーム1日10台の生産ノルマを設定し、月産500台生産を目標としました。

 

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チーム分けをして、各々の役割を明確にしたことで、漠然としていたナイナイ問題でしたが…

自分達が戦うべきナイナイ怪獣が明確になり、ひとつひとつ(1頭1頭?)撃退することができました!』

 

<組立前の配膳作業の重要性>

・1チーム10台組立する為、3工程(赤・黄・青)と翌日の準備を含めて最低20台分の部品配膳作業、事前準備が重要です。

事前に梱包箱から出して、シリアル番号順に並べて、番号を記入、商品の部品リストを準備。

*作業の手間、組立ミスを事前排除し、作業効率化。

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作業場所で組立作業者が部品を準備すると大変、プリンタの緩衝材・梱包箱だけであっという間にゴミの山。

・保管在庫部品も工程ごとに分けて、配膳の事前準備。

・ネジも製品1台ずつ、工程ごとに数量を分けて準備。組立後 にネジが残っていたら付け忘れ! 


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<まとめ>

 ・ARUNASのブランド商品を量産化する初めての取り組みとなりました。開始前に多くの課題があり、製造部員同士がいろいろと意見交換、試行錯誤を繰り返して、管理者から与えられた生産方式ではなく、担当者がそれぞれ意見を出して築き上げた生産方式になるので、現在ではARUNAS生産方式のモデルケースとなりました。

 その後も新しい商品がどんどん開発され、生産されていますが製造部員が意見を出して、不良が出ない工夫、生産効率化を追求し、ARUNAS商品を世の中に送り出しています。

 

執筆者
岡本大輔
永年にわたる営業経験と製造現場で培った知識を活かし、現在は総務部において縁の下の力持ちとして尽力しています。 趣味はマリンスポーツ、ゴルフ、マラソン、サッカー