「電子マネーチャージ機」でやってしまった!! 工場へのインプット情報ミス
こんにちは。
私は営業部に所属している渡邊と申します。
今回は入社当初(まだ右も左もわからなかった頃)に担当していた、電子マネーチャージ機で発生した(いや、発生させてしまった!)設置明細書(設定データの内容が記載された資料)の連携ミス(情報改ざん!?)に関しての事象を紹介します。
我が社のチャージ機は、営業部がお客様よりいただいた設置明細書の情報を開発や製造など各部に連携し、その内容を元にお客様固有の機器を仕上げていきます。
発生原因
今回、発生した原因はお客様から提供いただいた情報に未入力項目があり、その部分を納期も迫っていた事から個人判断で記入して展開してしまい、キッティング・出荷した結果、現地にてチャージ機通信不可の問題を発生させてしまいました。
本来お客様にすべて記載いただかなければならない事はわかっていましたが、お客様に再提示を依頼すると、また2,3日は遅れてしまうな・・・
設置明細書が遅れると納期が守れないかもしれなくて、工場から怒られちゃうな・・・
入社間もない当時の私は、そんな事を思いながらいい方法はないものかと思いを巡らせていた記憶があります。
今回未入力だった項目はお客様のサーバと接続するためのURL情報だったのですが、確かこのお客様(システム会社および販売会社)は、過去にも納入実績が有ったはずなので、その情報を調べれば、その方が早く対応できると思いました。
調べてみると過去に2回の納入実績が有り、どちらも同じURLが記載されていました。
きっと間違いないだろうと思い、このURLを記載して社内に展開しました。
決してデタラメな情報を記載した訳ではなく、当時の私としては最善の方法を取ったつもりでした!
でも、ダメでした!!!
システム会社と販売会社は同じでも、実際の設置企業が違うとURLが違ったのです。
と、言うことを私は知らなかったのです・・・
「あー、知らないと言うことは罪なんだ・・・」ただただ反省でした!
処置対策
再度お客様より設置明細書(設定データ)を頂き、現地で正しい設定データに書き換えを行い問題は解消しております。
再発防止策(教訓)
事象発生後の対策として、下記を徹底する様にしました。
1.設置明細書の全ての項目をお客様に入力いただく
2.記入漏れ及び記載内容の不備がある場合は、お客様に確認連絡を行い、お客様にて再度記入、再提出していただく
3.営業が設置明細書を修正記入する事を禁止
あたり前のことだけど、基本通りに仕事をするって大事だなーって!痛感!
良かれと思ってやった事でも、横道に逸れると落とし穴があるんだなー!
最後に
このあと業務分担が少々変わって、設置明細書から実際に機器にインプットする設定データを作成する作業を営業が担当することになりました。
(お客様固有の情報は営業にて設定する!とのこと・・・)
これはまた大変だぞーと思ったけど、大丈夫でした!
開発部がマクロ版の設置明細書作成してくれたので、お客様の入力がちゃんとされていれば、ボタンを押すだけで設定データが作成される様に進化しました!
自動反映なので、書き損じや写し間違えによるミスなどは発生しないようになっていますので皆さまご安心ください。
あれから何年か経って、私も少しは進化したかな・・・
最後まで読んでいただきありがとうございます。