順調だったのに…こんなところでまさかのミス ~外貨両替機での忌々しい出来事紹介~

こんにちは、製造部で勤務している中薗です。
今回は、現地対応(市場対応)で発生させてしまった鍵の抜き忘れについて書きたいと思います。
皆さんは、鍵の抜き忘れをしてしまったことはありますか?
鍵を掛けたはいいものの、抜かずに去ってしまう…というコントのようなことですが、実際に起こってしまったのです。
最近は電子ロックが主流となってきていて、鍵の抜き忘れの懸念はないのかもしれませんが、それに慣れてしまい、いざ物としての鍵を使用したときに起こりうることなのかもしれません。
慣れってこわいですね~。
以下、発生事象と防止法を纏めましたので、皆さんもいざという時のために頭の片隅にでも置いといてください。
<発生経緯>
当時(2018年頃)、AES-KMEという外貨両替機にて、一部部品の取り換えが必要となり市場対応を行っていた時に、この忌々しい出来事は起こりました。
ちなみに、AES-KMEとはこんな製品で、皆さんも一度は目にしたことがあると思います。
自動外貨両替機(AES-KME) : https://arunas.co.jp/product/aes-kme.html
作業はその日6台の対応が必要であり、1台終わるたびに現場を移動してまた1台、という具合で行っていました。
私とFさん(仮)の2名体制で行っていました。
鍵の抜き忘れはその日5台目の作業が終わったタイミングで起きました。
私とFさんは慣れてきたせいか手際よく作業を終え、ラスト1台で仕事終わり!と優越感と自己肯定感に浸りながら次なる現場へと電車で移動していました。
その車中、Fさんの携帯電話がけたたましい音を立てました。横で様子を伺っていると、Fさんの日焼けした黒い顔が白く(青白く)なっていき、言葉の呂律も徐々に緊迫感を増していきます。
私は只事ではないと集中してFさんを見つめました。そして電話を切り、ポケットにしまい、Fさんは静かに言いました。
「戻りましょう」
<処置内容>
電話はお客様からで、駅員の方から鍵が刺さったままになっているとの連絡を受けたがどうなっているのか?とのことでした。
私とFさんは念のため持っている鍵の本数を数え、不足していることを悟ると、急いで問題の現場へ戻りました。
そして、鍵を回収してくださっていた駅員さんに深々と頭を下げ鍵を受け取りました。
<再発防止策>
再発防止として、以下の2つを対応しました。
・鍵に対してリールキーホルダーを取付け、持ち運びする際は首からぶら下げて使用する。
大事なものは肌身離さず管理しておくことが重要です。
・作業開始前、終了後の現場並びに製品の写真を撮影する。
これは、現地対応時の仕組みとして、会社として新たに取り入れたことになります。
<まとめ>
今回、早期の発見から重大な事件になることは避けられましたが、これは運が良かったとしか言えません。
このような事案は金銭的な損害もありますが、お客様からの信頼を失いかねないことにもなります。
お客様あっての我が社であり、今後絶対に起こしてはならないことです。
当事者として自分はもちろんのこと、周りにも意識を促していけたらと思います。
「失敗は宝物である」、「失敗を活かす」という我が社の考えと共に失敗を恐れず、何事にも挑戦していけたらと思います。
※論点が少々ずれましたが、ご容赦ください。
ありがとうございました。