おじさん3人衆 はじめてのヨーロッパ視察 ~Euro CIS 2025(ドイツ・デュッセルドルフ)~

【ご老公役の利倉本部長】
2/17(月)23:25~ 関西空港から北欧フィンランド:ヘルシンキまで13~14時間
明け方5:30頃の到着で空港内には雪も積もっており極寒です
トランジットで更に2〜3時間
2/18(火)10:00頃(現地時間)に目的地のドイツ:デュッセルドルフ空港へ
予定では9:00過ぎの到着予定も実質1時間程度遅れ
待ち時間も含めるとほぼ丸一日掛けての移動は、かなりキツイですね
あとから聞いた話(Sam4s社のAileenさん談)ですが、ウクライナ情勢でロシア上空を通過できなくなったので、これまでより2~3時間渡航時間が延びたようです
到着後早速空港でEuro換金するもレートが馬鹿高、手数料まで取られて実質200円
その後デュッセルドルフ中央駅なら160~170円程度で換金できることを知り、めちゃめちゃ凹みました
ひとまずホテルに荷物を預けて、周辺観光とお土産確保へ
デュッセルドルフ中央駅で切符を買ってケルン大聖堂へ向かいました
ただ、ここで切符を買うのに大苦戦
乗り込む予定の便(時刻)を指定し、1等/2等?の選択など
券売機の言語対応も英語しかなく、そもそも路線も何も解らない上に、3人分の切符を購入しようとしても思うような操作ができずで、メッチャ時間が掛かった
カナダや台湾でも地下鉄やバスを利用したことがあるけど、何れもチャージをするタイプで、券売機の言語対応に日本語もしっかり有り、使いやすかった気がするのですが…
逆に日本国内の装置では?外国人に対して優しいのか気になった
デュッセルドルフ中央駅は1~19番線まであるほどの超ビッグな駅でした
(駅構内には人がうじゃうじゃいっぱいで、逆に駅構外はあまり人の多さは感じませんでした)
乗り込もうとした列車が間違っていたようで
ホームに並んでいたドイツ人の兄ちゃんが声をかけてくれた(多分:お前ら間違ってんぞ!こっちやぞ!! って…ドイツ語って特に高圧的に聞こえるでしょ)
列車が遅れて隣の番線に変更となっていたようです、電光掲示板を見直したら、しっかりそのように表示されていました
ケルン中央駅まで特急で1駅(10~15分位)、車掌が巡回して切符の所持確認
そもそも改札自体が無いので、場合によっては無銭乗車されるのでは?
っと、ちょっと心配(関西人なら、出来るんちゃうのって考えちゃう)
駅を降りると目の前にケルン大聖堂がドーン!
とにかくでかいのと建造物の細かさと…
中に入っても同様、そのスケールの大きさに、自分はクリスチャンでもなんでもないですが、ちょっと感動しました
この日の天気は放射冷却もあって昼間でもゲキさむでした
ケルン中央駅から再度切符を買ってデュッセルドルフ中央駅へ
今度こそは簡単に買えるかと思いきや、画面の扱いが若干違っていて、これまた大苦戦でした
その後、駅のトイレに入ろうとしたら有料
小銭が無かったので我慢して列車内のトイレへ直行(列車内は無料です)
デュッセルドルフへ戻って、日本人街やライン川辺りをぶらぶら買い物して…ホテルへ
夜ご飯は定番おすすめの店:シューマッハへ
ビールとソーセージを堪能、1日を終える
連日のことですが夜は一段と超が付くほどのゲキさむでした
絶対遅くまで遊んでいられません
*初日のメニューではありませんが、終始こんな感じでした
2/19(水)ドイツ2日目EuroCIS視察へホテルからタクシー移動
展示会チケットは事前購入(登録)しており、会場ゲートでプリントアウトして来たQRを読ますと入門カードが印刷されて出てきた、その先に備え付けてあったストラップを利用して会場内へ
ひとまず、Sam4s社のブースを目指す
Aileenさんをはじめ、Lee副社長やLee部長など沢山の方が迎えてくれた
EKO(操作端末)の後継機やレジ用プリンタなど新商品を中心に説明を受けた後、ディナーの待ち合わせ時間を確認して、会場見学へ
金銭デバイスメーカとしては、JCM、CPI、Innovativeなどの数社に限られており
ソリューションメーカからも両替機、券売機、納金機などの出展は見られるものの、装置内の金銭デバイスはいずれも上記メーカ品が搭載されていた
大型タッチパネルと決済端末、QRリーダ、プリンタのみが搭載されたセルフ端末やKIOSK端末の出展が多く、我が社のようなキャッシュを扱うソリューションメーカは限られていた
中には処方箋を読み取り、薬を提供する(ストッカー付き)思い切った特化型製品の展示もあった
午後からはInnovative社ブースへ
メール上でしか面識のなかったアリーナさんと初対面、丁寧に製品紹介を頂き、実際にデモも行ってもらいました
SCS(硬貨デバイス)オプションの硬貨リフターなど製品アイテムとしてはいろいろと興味をもちました
その他、検銭機器、出金機、QRリーダなどのメーカ出展も多く見られたが、いずれも差別化出来るほどのものではなく限定的
我が社が扱ってきたメーカ品(現行取引先)を中心に、これまで苦慮してきた経験を更に品質向上へ活かす方向で取り組むべきと感じました
新たなメーカを見つけても、同じ苦労を続けることになる思いが湧きました
韓国や中国、台湾企業も多く出展しており、国内視野が大半の日本企業とは違い、世界進出を狙ってる っていう活気を感じました
また自身の英語力がほぼ皆無で、コミュニケーション不足にもちょっと落胆
夕刻18:00 Sam4s社ブースで待ち合わせ、ディナーへ
会場からは路面電車での移動
日本では時刻表通りの運行が普通であり、遅れた場合は⚫︎分遅延と表示されるが、ここではあと何分で来るのかが表示され、違いを感じた
韓国人メンバーと先方パートナーのドイツ人、アルゼンチン人、そして我々日本人と実に総勢15人の多国籍メンバーでの会食で非常に有意義な時間が過ごせました
今後に於いても深い関係作りは重要で有り、生産本部メンバーに於いても継承、繋げてもらいたいところです
安定の韓国料理はとても美味しいかったです
2/20(木) ドイツ3日目EuroCIS視察
同じくタクシーで会場入りも、まさかの運チャンから“カードNG=キャッシュオンリー”の声
運転手によって違うことを知りました
あとで気づいたことですが、恐らくノーキャッシュって言い切ったら使えたんだと思います
言葉が良く理解出来ないことで若干言いなり、自己主張をしっかりする必要があるんですね
展示会は視察2日目なので、全体的なおさらいってところに終始
2ホールの会場で、ある程度出展品自体も枯れてる感があったので頑張れば
1日でも充分な感じ(あくまで個人の感覚です)
視察終了、さぁ最終日を満喫して帰国に備えます
デュッセルドルフ中央駅まで戻り、追加のEuro換金を試みるも換金所がお休み、ATMでもうまく行かず(カードが使えない?)、我が社の外貨両替機の必要性を強く感じた次第です
また、世界的に見れば市場規模は無限にあるような、勝手に想像してみました
その他感じたこととして、もう少し英語も含めて訪問先のことを勉強しておくべきでした
また、ホテルにはスリッパや身体を洗う為のタオル、電源コンセントの変換器も
これまでの経験から勝手に大丈夫って思っており、なにも持って行かなかったことに不自由を感じました(やっぱり日本人なので、ゆっくりお風呂に入りたい)
会場(開場時間は10:00~18:00)の雰囲気はとにかくゆるゆるで
常にブースでは、なんらか飲食しながら、アテンドしている
15:00ごろからは各ブースでワインやビールでパーティ状態
ドイツ人って羨ましい!
期間中はいずれも晴天、後半はちょっと曇りの日も
とにかくゲキさむでしたが、非常に有意義且つ良い経験をさせていただきました
今後の業務に活かせるよう、精進いたします
視察機会を頂き、ありがとうございました
同行してもらった吉持さん、片岡さんにも感謝です
お疲れ様でした
って、これでレポートを終了しようと考えていたところ、出国当日の2/21㈮に大ハプニング
デュッセルドルフからヘルシンキへ戻ったまでは良かったのですが、ヘルシンキからの帰国便がまさかのキャンセル(欠航)???!!!
なにが起こっているのかもわからないまま、急遽、翌日の成田行に変更、ホテルも確保でバタバタと…帰国が1日延びましたが3人組で何とか乗り越えられて良かったです
改めて強調と連携の重要性を感じた…海外出張:Euro CIS視察でした
*ヘルシンキのホテルはメッチャ豪華でした
おかげで、単に通過するだけのフィンランド:ヘルシンキ観光も僅かな時間でしたが出来ました
とにかく街(路も建物も)がきれい
プライベートでももう一回来てみたい(でも遠いので無理)って思いました
【助さん役の片岡課長】
展示会では、会場全体には熱気が満ちており、来場者の関心の高さがうかがえました。
既存技術、新規技術に触れ、業界の今後の方向性を考察する貴重な機会となり、単なる製品展示の枠を超えて、未来の小売・決済システムの在り方を模索する場となっていました。
16:00過ぎ頃からも活発な賑わいを見せて海外展示会の雰囲気を感じることができました。
Euro CIS 2025の視察を通じて、既存の技術、新規の技術を実感するとともに、キャッシュレス決済の普及を改めて認識しました。
一方で、現金管理の課題も依然として残り、製品の差別化や競争優位性の確立が一層重要であると感じました。
本視察で得た知見を活かし、市場ニーズに即した製品開発につなげてまいります。
*会場の風景
【格さん役の吉持マネージャー】
金銭デバイスメーカの新製品や、有名企業でないベンダーの情報も入手しましたので、デバイス採用の足がかりとして引き続き情報整理を行い、社内への展開を行います。
一部の企業からは後日メールでデバイス情報を連絡いただく事になっています。
この度、貴重な経験の機会をいただき誠にありがとうございました。
入手した情報、経験を活かし今後の取り組みに役立てたいと思います。
*気になった製品 : 湾曲液晶画面の精算機