CASH SOLUTION
シチズン・システムズ株式会社さま
ユーザー事例

新たなソリューションビジネス
への挑戦
プリンター事業部による
“セルフ精算機”の開発

シチズン・システムズ株式会社 本社
シチズン・システムズ株式会社 本社
TOPICS
シチズン・システムズ株式会社はこれまでのプリンター事業を生かした、新たなソリューションビジネスを模索していた。
自社のプリンターを使ったキャッシュレス決済用端末 (CP-B257 Multi-Payment Box)を開発し、販売を開始。
現金決済のニーズが予想以上にあることを知り、キャッシュレス決済端末から発展した、現金決済も可能なセルフ精算機の開発に着手。
2000年代から日本でもセルフ精算機の導入が始まり、コロナウィルスの影響もあり、近年急激にセルフ精算機が普及し始めている。こうした状況の中で、既存のプリンター事業の枠を超え、暁電機製作所の自動釣銭機(AES-CBPM)を採用し、セルフ精算機の開発・販売をスタートしたシチズン・システムズ株式会社プリンター事業部の岩崎 典之氏に話を聞かせていただいた。

背景・課題

シチズン・システムズ株式会社は、主力であるプリンター事業を発展させた、新たなソリューションビジネスの確立を目指しており、自社のプリンターを使用したキャッシュレス決済端末を開発し、販売を行っていた。
拡販する中で想定以上に現金決済のニーズが多いことを知り、更なる開発に着手することを検討していた。
市場の動向や競合他社の状況を踏まえ、新たなビジネスに。
“わたし達シチズン・システムズのプリンター事業部は、業務用のプリンターを中心に販売してきたわけですが、市場動向、業界競合を考える中で、これまでの事業だけではなく、弊社の強みであるプリンターを活用した新たなソリューションビジネスを展開できないかと、ここ数年模索してきました。そして、ようやくこのタイミングでプリンターソリューションの延長である、キャッシュレス決済BOX (CP-B257 Multi-Payment Box)を世の中に送り出すことができたのです。“
シチズン・システムズ株式会社 岩崎 典之氏
シチズン・システムズ株式会社
プリンター営業部 営業一課
課長 岩崎 典之氏
予想以上に多かった現金決済ニーズ。
“決済BOXを拡販していく中で、セルフ精算機として、もちろんキャッシュレス決済のニーズはあるのですが、予想以上に現金決済のニーズがあることが分かりました。
そこで、キャッシュレス決済端末である、決済BOXを更に延長して、現金も含めたセルフ精算機の開発に取り組むことになりました。” と当時の状況を岩崎氏は語る。
決済BOX (CP-B257 Multi-Payment Box)
決済BOX (CP-B257 Multi-Payment Box)

解決策

現金決済のニーズにも応えるべく、キャッシュレス決済BOX (CP-B257 Multi-Payment Box)と自動釣銭機を連携させたセルフ精算機の開発に着手した。
セルフ精算機向けに専用設計された自動釣銭機を採用。
決済BOXと連携させる釣銭機として、暁電機製作所のAES-CBPMを選定した理由について岩崎氏は次のように話している。
“最初はキャッシュレスから立ち上げ、やはり現金がいるとなり、そうした時にどの釣銭機がいいかということで、実は数社声をかけさせていただきました。まずはシェアが一番大きい他社の釣銭機を採用したのですが、次に暁電機製作所さんの釣銭機を採用させていただきました。他社は卓上型の釣銭機が何パターンかあるんですが、暁電機製作所さんの釣銭機は筐体化する必要なく自立可能という特徴があります。卓上型をスタンド型にしようとすると筐体を色々と用意しなくてはいけないのですが、そういったものなく設置できるというところが、お客様からとても導入しやすいという声をいただいています。加えて、容量が大きいこと、故障率が少ないこと、実績が多いこと、そして警送サービスに対応可能なことも魅力でした。”
決済BOXと連携させた現金・キャッシュレス決済に対応したセルフ精算機
決済BOXと連携させた現金・
キャッシュレス決済に対応したセルフ精算機

導入の効果・今後の展望

プリンタービジネスから新たなソリューションビジネスに一歩踏み出すことができた。情報発信や市場開拓を積極的に行い、ソリューションビジネスの拡大を目指す。
新たなソリューションビジネスの拡大へ。
最後に岩崎氏に導入後の効果と今後の展望について伺った。
“ひとつのプリンター事業から、一歩新たなソリューションビジネスに踏み込んだことで、より市場に近いビジネスが提案できるようになりました。
今までハードウェアだけでビジネスをやってきましたが、精算アプリを開発し、ソフトウェアとしてもビジネスを立ち上げることができ、さらにこのソリューションビジネスを大きくしていきたいという目標を持っています。
そのためには、広報活動がまだ足りないと感じていますので、展示会や、ホームページで紹介していくなど、このビジネスを外に向けて発信していかなくてはいけないなと。色々な業界で新たなセルフ精算機としての需要を探りながら新しい市場を開拓していきたいと思っています。”

ご導入製品 セルフレジ/セミセルフレジ/券売機専用 自動釣銭機AES-CBPM ご導入製品 セルフレジ/セミセルフレジ/券売機専用 自動釣銭機AES-CBPM

ユーザー紹介

シチズン・システムズ株式会社
事業分野
情報機器製品、健康機器製品の製造
及び販売
所在地
東京都西東京市田無町6-1-12
代表者
代表取締役社長 向島 克敏
設立
2005年(平成17年)4月1日
ホームページ
https://csj.citizen.co.jp
[インタビュー 2022年10月]